イマドキは、何でもお金で手に入る
インスタント食品、冷凍食品、お弁当屋さん、お惣菜屋さん
忙しくて、まあこれでよしっと思ったら、こんな田舎でも結構十分にある
都会は、もっとだろう
お金を出さないと味わえないものもたくさん
6年位前は、インドからの新入生を買い物に連れて行って、
普通のスーパーで、
「マサラの売り場は、どこ?」っと聞かれたこともあった
今は、半年、1年分を持ち帰ったり、送ってもらったり、ネットでみんなで買ったり。
デリーやコロンボの学生さんたちは、
ご贔屓のブランドのマサラやカレーパウダーを持ってくるが
時々、「お母さんが作ったの!」っと言う学生さんに会う
Puneから来ていた学生さんがそうだった
瓶の中に茶色のガラムマサラがあって、
「あげる!また送ってもらうから!」
その頃は、とてもとてもいただけなかった
彼女には、ラッサムも初めて御馳走になった
圧力鍋の底のジャガイモのプラウのおこげの
「ここが美味しいの!」っと鍋を抱えて食べていた
今は少し分かって、ちょっとだけ、時々お願いする
これは、スリランカのJa-Ela(右) と
Anuradhapura近く(左)の
お母さんが作ったカレーパウダー
晩に、就職試験で戻ってきた学生さんの部屋にお邪魔すると
3人で遅いご飯だった
「美味しそうね~」っと言うと、すかさず一口よそってくれた
「Tちゃんが、作ったの?美味しいね~何が入ってるの?クミンの香りが、いいわ~
Tちゃん、出身は何処だっけ?三重県?ここの味に似てるね。ちょっと甘くて・・」
地元の学生さんが
「そうそう!なんにでも、お砂糖使うの。いっぱい~」っと笑った。
どことか、誰とかに教わったっと3人で話していた。
「じゃあ、別府の味だね!」
北インドのカレーは玉ねぎが濃い茶色になるまで炒めて甘味を出し、
ガラムマサラを使わないパキスタンカレーには
インドの学生さんもびっくりしたと言う
南インドやスリランカ、マレーシアは、ココナッツミルクを使った
南の方のカレーは、酸っぱ辛いというのもあった
バングラディッシュは、日本のカレーに似た優しい味わい
ミャンマーの学生さんのカレーも辛かったなぁ~
私はみんなこの町で食べ、教わった
砂糖入りのキーマカレーは、クミンとパンチなんとかで、エスニックでもあり、4年を過ごした町の味なのだろうか
Anuradhapuraのカレーパウダーで作った、バングラディッシュカレー