数日前の晩、近所の大学の広報課の方から電話があって
新聞社の方が大学の取材にみえられて、
地域の方との交流と言う事で、取材させてもらえないか、と
若い可愛い声のその方は
「読売新聞の全国版なんです!
TOSのテレビ、私も見ました!よろしくお願いします!」と
声が弾んでいました
アパートの学生さんにも会っていただけるなら
素敵な女性の方が見えられました
わずか1時間位でしたが、
この10年の話を、走馬灯のように思い出しました
お母さんが病気になって帰った、
最初のきっかけになったインド人のお子さん、
「おーいお茶!」とCMを真似ていたローシャンは、
もう11歳か12歳になるのか、とか、
最初のウェルカムパーティーの時、娘は1年生だったとか
半年しか乗ってない軽を7人乗りに変えたんですよ、と言った時
ちょうど居合わせたそれからの付き合いのダイハツの営業マンが笑っていた
大手町の新聞記者さんは、聞き上手で、下に顔を落とすことなく
ノートに5枚も6枚もメモをとって行った
「最初はびっくりする事ばかりだったでしょうが、
よかったな~って思うことは何ですか?」
若い人が歩いているのが、町の人には一番嬉しい
こんな田舎にいても、アメリカだけじゃない世界の動きを感じる事
ダンナは、
いろんな人種の人がいて、普通に歩いている事、とか言ったような
ドルだけじゃなく、ウォンやユーロやルピーなど毎日見ている
今でもビックリする事はいろいろあるけどね
それは文化の違いということもあるけど、
何人とかじゃなくて、人としておかしいということもある
「東京より暖かいですか?」と尋ねると
雪が降るんですってね!っとビックリしていた
「東京の家賃は異常ですけど、ここはいくらですか?」
ワンルームマンションで、3万5千円から4万5千円くらいでしょうか
都会から来ている方には安く感じるようです
うちは、ダンナの親友の麻布育ちでアメリカ、ハンガリーと暮らしている奥様に
思わず
「バッカじゃないの!」と言われた値段です(笑)
アパートは、その朝何人か早朝のバスで福岡からベトナムに帰ったところだった
残る学生さんに話しておいたので
「Aちゃんが丁寧に答えてくれたよ
バイトから帰ったTちゃんは『いいです』ってさ」と
30分位アパートを見て学生さんと話して、
今から大学に行くと言うので送っていった
マフィンを持ってアパートに行くと
「私、ウラを買ってきて・・どうやってクミタテル?」
???
部屋に入ってみると、鶉の卵を見せられました(笑)
私の英語、Aちゃんの日本語、がんばろうね~(笑)
ゆでて、殻を剥いて、炒め物に入れるそうです
二階に上がって「寝てるの~?」と声をかけると
薄暗い中でも、胸の白いネームプレートと
Vの字開きの胸元が、縮緬のような模様が見えます
バイトのユニフォームのままだったから、会いたくなかったのかな・・・
「みんな帰っちゃってさびしい」
久しぶりに甘えた声でした