通り過ぎる風

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ありえない「もしも・・・」

「フォート駅の爆発で、野球チームのメンバーが亡くなっているらしい」
と帰って来たダンナが言った
拍動が激しくなるような気がしたのと反対に
心はフェードアウトするような感じだった

S君に連絡をしたが、多分バイトだろう
電話がきたら渡して、と


S君の写真は、
先に来ていたお姉ちゃんのアパートで見せられた
「今、ソウルにいます!」
「なんで??」
「野球の大会があって」
自慢の弟の写真を見せてもらった
それは、スリランカの代表チーム
笑顔のユニフォーム姿の青年達が写っていた

電話は、残念ながら野球チームのメンバーとコーチ8人が
本当に亡くなったと言うものだった


もし日本のような平和な国だったら
まだまだ白球を追いかけて
青春を謳歌している年頃の青年達

もし日本だったら
その大好きな野球で生活もできて
もしかしたら、
親孝行も出来るほどの報酬を稼げたかもしれない
S君も、野球を捨てて
はるばる海外まで来なかったかもしれない
バイトに追われる長い休みを過ごさなくてよかったかもしれない
なにより、そこにいたら
巻き込まれていたかもしれない

もし・・・もしも・・・
でも、その笑顔はもう戻ってこない
笑顔の青年達の命を奪ったのもきっと若者
女性だったかもしれない
ありえない「もしも」がずっと続く・・・
距離を越えて、戦争の恐怖が迫ってくる


ついこの前、ワールド・トレードセンターのビデオを見ていた時、
娘が
「アタシ、この時、
しんけんTさんとPさんに慰められたわ~!」と言い出した
そんなことがあったの・・・
T君とP君はインドからの兄弟
そう・・・
お母さんには、僕らの核はセカンドユースと譲らなかった彼

インドとパキスタンに緊張が走った晩、
私は近所のインドの学生さんの所に遊びに行っていて
ドーサとラッサムを作って待っていてくれたDちゃんは
絞り出すように
「戦争は・・・ダメだよ・・・」
と焦点の合わない瞳で遠くを見ていた

「で、TとPはなんていったの?」
「大丈夫!日本では絶対戦争はないよ!ってっ!」


ダンナが見つけたYou tubeには
娘のような幼い少女の犠牲者の顔もあった
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by stefy3 | 2008-02-10 07:58 | 近所の住人