バタバタと2部屋急に空いたので、
次に入る方も決まってないし、
ついでに台所の床を張り替えようとか
網戸を張り替えようとか
晴れた日に布団を干したり、
ドアのペンキを塗り替えようとか
レトロなアパートは、手を入れようと思えば
いくらでもあって、しょっちゅう出入りしていると
郵便の配達員さんが来た
その方、もう引っ越したんですよっと言うと
「あー・・・転居届けが出てないんですね~」っと
引っ越した先は、大方知っていた
「すぐそこらしいですけど」
丁度お風呂から上がってきた同じ国の学生さんにも聞いてみた
「あそこなんだけど」
「いや~転居届けが出てないと・・・・出来ないんですよね~
いやっ、多いんですよ」
ずいぶん困った顔をしている
住んでいたアパートが取り壊しになると
引っ越してきた3人のスリランカの学生さんは、
転居届けを知っていて、ちゃんと手続きをしていた
前にも、中から汁が出ていたと
ビニールで包んでくれた小さな荷物を持ってきてくれた配達員さんにバッタリ会って
保証のない小荷物なんだけど、本人に一言言わないとっと
忙しいだろうになかなか帰らない方がいた
「書留なんでね~どうしようかな・・・」
もうここに住んでいないから、預かるわけにもいかないし・・・
かといって、届かなかったら困るだろうし、
待っているかもしれないし、
玄関で、配達員さんとアパートの学生さん二人と、皆で悩む
「一旦、スリランカに返しましょうかね~」
そうか・・・
「あの・・・、もう引っ越した別の方もいるんですが・・・」
郵便受けに溜まった郵便物を見せた
「この方も、病気になられて急に帰られたし、
その前に住んでいた方も別のアパートに引っ越した後
アメリカに行ったと聞いてるんですが」
「全部引き取っていきましょうね~
あーこれも、書留ですね~」
留守で、郵便局で預かっていると言う長い紙が2枚
電話をするように何度か言った気がする
大事なものじゃないかしら・・・っと
「その方も急にネパールに帰られたんで、
転居届けは出してないと思うんですが・・・」
書留の中には、国の御両親の思いが沢山詰まっていたのだろう
一旦帰った後、また来てくれて
今空いてる部屋のナンバーを確認して局で止めますと
私も、部屋のナンバーとそこに住む方のフルネームを書いて貼った
掃除や布団干しは簡単なんだけど
フルネームが・・・オバチャンには 難しいだわ。。。